ハミングホーム

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空き家問題は、俺に任せろ!?・・・

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天気予報どおり、今日は午後から雨に

なりました。

 

こうやってひと雨ごとに冬に近づいて

いっているような気がしております。

 

さて今日は、年配のお得意様宅へ、見積り打ち合わせで

ご訪問させていただきました。

 

弊社で建てられたお家ではないのですが、もう数十年前から

アフター工事やリフォーム工事で何度もご用命を

いただいております。

 

今回は、家の隣に建っている、ご親族の方が住んでおられた

(今となっては空き家の)家をリフォームしたいとの

ご相談でした。

 

皆さまもご存知かと思いますが、現在日本国中には

およそ800万戸もの「空き家」が存在していると

言われています。

 

こういった問題は、住宅建築に携わる私たちでは簡単に

解決できる問題ではありません。

 

国や行政の方でも対策を考えておられるのでしょうが、

これからも空き家は増えていくものだと思っております。

 

これは、わたし個人の考えではありますが、

誰も住まなくなった家を、単に解体してしまうのは反対です。

 

もちろん、諸事情により解体する分には構わないですが、

私は、住まなくなった家も何か次の「人生」を

歩んでもらいたいと思っているのです。

 

まぁ商売的には、古い家は解体して更地(さらち)になって、

次の新しい家をハミングホームで建ててもらいたい気持ちも

あるのは認めます。

 

今から10年以上前に、弊社を訪ねてこられた年配のお客様が

おられました。

 

その人は、すでに持ち家を持ってらしたのですが、古いご実家を

台風から守るためにリフォームしたいとのご相談でした。

 

その時に話されたのが、「先祖が建てられたこの家には魂みたいな

ものが宿っている気がします。私の父からも昔から家は簡単に解体する

 

べきではないと、聞いたことがあります。なので、

私もできる限り、この家を守っていきたいのです。」

 

というような事を聞いた時に、私の考え方が変わってきた

と思っています。

 

すべての物(家)には魂が宿っている。

 

それでは、多くの空き家対策はどうすれば良いのでしょうか?

ベストなのは、やはり再生して生まれ変わらせて、個人にでも

組織にでも何かに役に立つ方法を講じること、でしょう。

 

私たちは、税金は納めるのみです。

それの使い道を考えるのは、行政の方々です。

 

無駄な税金づかいをやめて、もっと世の役に立つ、

空き家の利用法が考えだされることを期待しています。