今日からまた新しい一週間の始まりです。
朝晩はまだ寒いですが、日中はだいぶ
暖かいですね。
「暑さ寒さも彼岸まで」はもう来週に
なりますね。笑
さて、先週末の土曜日は高鍋町にて
新築工事の家の上棟祭(式)でした。
ここ数年は、新型コロナの影響で
「せんぐまき」などはせずに、身内のみで
上棟式をすることが多くなりました。
今回もお施主様ご家族での上棟祭でした。
その際に、いわゆる「角餅」だけは屋根の
上からまいたのですが、
ご近所の方がたまたま出ておられて、
「せんぐまきかな?」という表情でした
ので、角餅を拾われたお施主様のお子様が
そのご近所さんに「角餅のおすそ分け」
としてプレゼントされていたのが
微笑ましくて印象的でした。
まだまだ目の離せないお子様お二人でしたが、
屋根の上に上がって、一緒に上棟式に
参列出来て、よい思い出になったと
思います。
さらに、お施主様からの温かいおもてなし
にも感謝です。(ありがとうございました)
昔から、すべての物には魂が宿る、と
言われています。
もちろん家も例外ではなくて、だからこそ
地鎮祭や上棟祭を今でも行うことが
無くならないのだと思えてなりません。
私は宗教信者でも無宗教者でもありません
が、遠い昔からいろんな試行錯誤があって
今でもその風習が残っているということは
きっと、何かがあるのだと思います。
やっぱりどこかに神様がいて、良いことを
しても、悪いことをしても、それが
誰も見ていなかったとしても、どこかで
神様が見てくださっているのだと
(少なくとも私は)信じています。
昨日開催された「名古屋ウィメンズマラソン」
において、
レース中に給水ボトルを手にするのを続けて
失敗した鈴木選手に、同じ先頭集団の一人の
加世田選手が自身の給水ボトルを鈴木選手に
手渡しした、というニュースを見ました。
先頭争いのレース中、しかもライバル相手に
そこまで(ミスを援護)するその姿に
私も感動したのでした。(私のマラソンとは
レベルが違いますが・・・笑)
スポーツマンシップとは、こういうことなの
だろうし、もしこれがカメラに写っていなくても
きっと神様はこの優しい心にいつか恩返しを
されることと信じています。
私が高校2年生くらいの頃に、アメリカにて
ロスアンゼルスオリンピックが開催されました。
その柔道競技において、無差別級の決勝に
進出した一人は山下選手でした。
日本の期待を背負った山下選手でしたが、
2回戦にて右のふくらはぎの肉離れに
見舞われていました。その決勝戦でも
試合中も右足を引きずるようなプレー
でしたが、試合中に相手の外国人選手は
その痛めた右足を攻めることもなく、
試合が進んでいきました。そして
結果的に山下選手が勝利し金メダルを
獲ることができたのでした。
私だったら、金メダルのために、日本の
ために!と思えば、相手の弱点を攻めると
思います。ある意味それも勝負の世界の
厳しさです。
チーム競技でも、勝つためには相手チーム
にいる実力の低い選手を狙ったりするのは
当たり前ですよね。
でも、攻めなかった。それが柔道(スポーツ)
のスポーツマンシップなのだと思ったのを
覚えています。ただ、これはつまり
相手の弱点を攻めないのが偉い、と
言いたいのではありません。
良いこと、悪いことを問わずに、常に
自分自身で誰に見てもらっていなくとも
自身が正しいと思ったことをするのが
大切だと思うのです。
その時に、人間だれしも「見返り」を
気にするものです。そんなときに
自分の心に「神様」が登場する訳ですね。
先日の上棟式でも私は神主様の
代わりとなって、
心を込めてお祓いをさせていただきました。
このお家が無事に無事故無災害にて
竣工して、そしてお施主様ご家族が
幸せな生活が送れるように、と願いを
込めさせていただきました。
その思いがきっと、天の神様に
届くと信じています。