昨日まで、ぐずついた天気でしたが、
今日は久しぶりに晴れました!
何だか晴れるだけで得をした気分に
なれるのは私だけでしょうか?(笑)
昨日は水曜日で、本来は私は定休日を
取っているのですが、
4月最後の大安吉日ということもあり、
新築工事の引き渡しが3件ありました。
何と、今年になってすでに11件の
引き渡しとなりました。
住宅の仕事をしていて、一番やりがいを
感じるのは、この「引き渡し」の時かも
しれません。
本当なら、設計の段階から脳みそがちぎれる
位に、考え抜いた間取りを、
図面を見ながら、時には現場において、
大工さんや職人さんと、現場の部材の納まりの
相談をしたり、
思いもよらないトラブルを乗り越えたりして、
それはそれは、かわいい娘を育てるような
思いで作り上げてきた家を
出来ることなら引き渡すことなく、
自分の物にしたいと、思うことさえあります。
その昔、
私が前の会社にいたころに、
(その頃はマンションを建てていました)
引き渡しの時に、少し離れた席から、
我々からオーナー様に引き渡す儀式に
立ち会いました。
その時の上司が、
「こうやって、自分たちが一生懸命に造った
建物を引き渡すんだよ。」
と教えていただいたことを今でも思い出します。
(私にはまだ経験がありませんが)
それこそ、娘を嫁に出す、思いと似たところが
あるのかもしれませんね。
もちろん、家をお客様にきちんと引き渡してこそ、
私たちの請負契約を履行することになるのですが、
正直、この時に「住宅をやってきてよかった!」
と思えます。
世の中には、一生懸命造っても、廃棄処分に
なったり、不良在庫で売れ残ったりする事も
ありますが、
今回のようにダイレクトにリアクションが伝わる、
この、ジョブは、ワンダフルだと思う訳です。(笑)
そして、私たちはまた次の、新しい現場へと
向かっていくのでした。
こうやって、やりがいの持てる仕事に
就けることができて、私は本当に
幸せものだなぁ、と
一日に3件の引き渡しを終えて、
そう、感じました。