今日は今から5年前に子宮がんで亡くなられた、
私の、ある同級生の誕生日です。
この5年間の恒例行事ですが、
今年も今日、その子の実家まで線香を上げに
行ってきました。
(たまたま同じ方向に現場打ち合わせの
仕事があったのでちょうど良かったです)
いつも突然の訪問ですが、行くといつも
お母さんが出迎えてくださります。
以前は、娘の誕生日さえも忘れていた年も
あったお母さんでしたが、
今年はちゃんと覚えておられました。
今日もいつものように、お供え物と線香を上げて、
仏前でお茶をいただきながら、
毎年同じような話を30分くらいして、帰ってきました。
(お墓は東京にあるのものですから)
お父さんもお母さんも、お元気そうで何よりでしたが、
いつ来ても、いつまでも歳を取らない彼女の写真を見て、
「写真は歳を取らなくて、良いですねー」
とお母さんに話したら、
「そうですねぇ」
とただ一言だけのお母さんの言葉。
生きていれば、今日で私と同じ46歳。
それを思うと、いろいろと考えさせられますが、
私一人だけでも、この日に実家を訪ねていくことで、
在りし日の彼女の誕生日の話題が、ご両親に思い出として
語り合っていただけければ、
この、過労で倒れそうなくらい多忙なときに、
時間を作った甲斐があったかもなぁ、
と帰りの車の中で、思いました。
ご両親から拒まれなけれない限り、
この、勝手な訪問を続けていこうと
思いました。