天気予報の通り、今日は午後から雨模様
となりました。
昨日の天気予報で、今朝は降らないだろうと
早起きしてランニングしておいて良かったです。
さて、弊社の創業者である私の父は、
今はのんびりと隠居生活をしております。
私は父として別に尊敬している訳では
ありませんが、
私が小さい頃からよく父から「俺はビリから
数えて２番目の頭の悪さだった。でも
人より努力してここまで来れたんだ。」
と聞かされていました。
今思うと、本当にあの父が勤めの大工から
独立して工務店を立ち上げてここまで
来れたことに関しては凄いと思っています。
そこで、私に男の子が生まれたら父の
名前をいただこうと思い、生まれる前から
すでに父の名に由来した名前を決めていました。
父のように元気で、努力出来る子になればと
思っていました。それが
実際は９００グラムの超未熟児でこの世に
産まれてきて超ビックリでした。
そんな想定を１ミリも思った事が無かったので
人生何が起こるか分からないと感じたものです。
そして時が経つにつれて、我が子に重度の障害が
あると分かりこれまでに何度、自分を責めたか
分かりません。
それでも可愛い我が子に変わりはなく、妻にも
相当負担をかけながら、育ててきました。
そして今年の１月に、息子は周りの方々からの
たくさんの支援と応援を受けてようやく
二十歳を迎えることができました。息子は
いわゆる「脳性まひ」で、身体を動かすことも
話すこともできません。
でも、時折りとても可愛らしい笑顔を見せて
くれます。（親バカです。笑）
会話することは出来ませんが、たぶん、いや
きっと私のことを「父親」だと認識している
と思っています。
これは、私の経験から感じたことですが、
重度の知的障がいがあって、コミュニケーション
こそ取れませんが、息子も「想い」は持って
いると思います。私らはその「想い」を
出来る限り受け取ってあげながら一緒に
生活を営んでいるのです。
皆さんもよく、目や耳などに障がいがある人は、
その分、他の器官が鋭敏になったりしている
のを見たり聞いたりしたことがあると思います。
それは、不自由な分だけ身体の機能がそれぞれを
補い合おうとして働いているからだと
思う訳です。
私の息子は、今は何も社会の役に立てていませんが、
きっと何か未知の凄い能力を持っている気が
しています。
（個人的には、地震の予知でもしてくれると
大助かりなのですが・・・。笑）
能力は発揮できなくとも（どんな子でも）
子どもは親や周りに対して何かを与えて、
私らは成長させてもらえている気がします。
きっと私にも「もっと勉強せぇよー！」と
いう事を学ばせるために産まれてきて
くれたのでしょう。
そんな子供のことを、昔から「お与えの子」
と言われているようです。
地球には今確認されているだけでも、
１７５万種類もの生命体があるそうです。
たとえば、魚類は３万１千種類、
哺乳類は６千種類、一番多い昆虫類は
なんと１１０万種類！
その中で、私たちは１種類しかない
人間に生まれてくるなんて、
奇跡中の奇跡だと思いませんか？
そして、たとえ人間に生まれてきても
紛争地域や、独裁国家に生まれる人も
いる訳ですから、どれだけ自分が
幸運なのか嫌でも分かりますよね。
よく言われることですが、常に感謝の
気持ちをもって、「今日も一生懸命に
生きてきたか？」と問い質しながら
生きて行かなければ、神様はきっと
別の何かを学ばせようとするでしょう。
そして、チコちゃんにも（ボーっとして
んじゃねえよー、と）叱られる
でしょう。笑
子どもは宝。そして自分を写してくれる
鏡だと認識して、今日も頑張って
いきましょう！