3月に入りました。今日はひな祭りです。
男兄弟で育った私は、小さい頃はひな祭りとは
縁が小さかったのですが、
結婚して娘が生まれてからは、「ひな祭り」は
我が家での一大イベントとなりました。
それも、娘が高校を卒業して我が家を巣立ち、
一人暮らしを始めてからはまた、名前だけの
ひな祭りと戻ってしまいましたね・・・。
さて、私はここのところずーっとですが
バタバタとしております。
現場に出たり、営業としてお客様と打ち合わせ
したりと(今は)あまり余裕が無い状態です。
そんな中、昨日は新規のお客様のリフォームの
ご相談で、お客様宅へ打ち合わせに行ってきました。
30年ほど前にご両親が建てられた家を、今度は
子供さんファミリーが住むのに、全面リフォーム
をしたいとの事でした。
そのご相談の中で、リフォームではなくて建て替え
も一度は検討しました、との話がありました。
「築30年のこの家は、あと何年(何十年)持つので
しょうか?」
このような質問は、割と多いのですが、答えるのも
難しいところがあります。
木造建築というジャンルで言うと、奈良県に建つ
「法隆寺」は築1400年を超えています!
でもこれは、数10年ごとにいわゆる「メンテナンス」を
施されてきた建物です。
でも、もちろん一般の木造住宅も、きちんとしたお手入れを
続けていけば、1400年とは言いませんが、人の一生位は
十分に住めるのだと思う訳です。
人の一生の間には、家族の成長にともなって、家族の構成が
変わったり、老朽化だけでなく予想外の損傷も発生したり
しますよね。
つまり、家はしっかりメンテナンスをしていくことが
大切だと思うのです。
そして、今の3人のお子様が巣立ってしまってから、
今度はご夫婦二人での、ともに老いていくにあたっての
最良の家を再構築していくのも良いかもしれません。
あと20年から25年もしたら、今の2階建てはもう
いらなくなっているかもしれませんものね。
私としては、家は建て替えでもリフォームでもどちらでも
構わないのです。
でも、でもずっと先の将来において、
お客様が後悔なさらないように、アドバイスしていくのも
私の大切な仕事だと思っています。