私の早朝ランニングにおいても
ようやく「秋の気配」を感じるように
なってきました。
そして、リフォーム工事中の米良の
Ｎ様邸も仕上げ工事も先が見えてきて
来週早々には竣工となりそうです。
このお宅は、もともとハミングホームで
建てられたのではありませんが、
もう長年に渡って弊社でリフォームや
メンテナンスをさせていただいております。
今回は、２階の６畳ほどの小屋裏収納部屋を
娘さんがアトリエとして使いたいとのことで
窓を付けて、壁・床・天井とフルリフォーム
となりました。
ここにて、素晴らしい創作活動が進むことを
願いながら造らせていただきました。
さて話はガラッと変わりますが、
人間の内面ほど不思議なものは
ありません。
自分の内面はある程度分かりますが、
他人の内面を覗くことは決してできない
ものです。
また他人に自分の内面を明かすことも
ほとんどないでしょう。
ですから、私たちが自己コントロールしている
意識など、ほんの氷山の一角にしか過ぎないと
思うのです。
人間（個人）の内面というはそれほど
奥の深いものであり、自分の心の持ち方次第で、
内面は豊かなものにもなれるし、
貧弱なものにもなってしまうと思うのです。
マルクス・アウレリウスという賢人が
「外界から来るもの対して、常に自分の中の
『王国』を創りなさい」という言葉を
残しています。これは、自分の内面に
自分だけが支配する王国があると
考えるのです。
たとえば、他人から馬鹿にされたら
「カッ！」とします。
そして言葉に対して即反撃に出ます。
つまりこの時、私たちの心に王国は
ありません。
しかし、馬鹿にした言葉を心の王国の
境界線でチェックすることができたら、
対応はまったく違ってきます。
それは外界から王国に反撃をしかけ、
侵入してきた言葉であっても、
鉄壁の要塞で防いでしまえばよいのです。
馬鹿にされても、すぐに頭に血を
上らせるのではなく、一度深呼吸をして
心の王国をイメージして、それを
寄せ付けない心を持つと何があっても
心が軽く過ごしていけると考えるのです。
子育てやお仕事などの人間関係において、
思い悩まされることも多いですが、
この考え方が参考になられると幸いです。
私もこの歳になってもまだまだ未熟で、
毎日のように
「まだまだ勉強が足りないなぁ！」
と感じてばかりですが、この心の王国を
豊かにする努力を続けていきたいと
思っています。
-参考：小田全宏 陽転志向-