昨日、今日と極寒と感じる日が続いています。
でも、ここ宮崎平野部は雪が積もる訳でもなく、
道路が凍結する訳でもなく、
(寒いと言いながらも)普通に生活ができる
ことを幸せに感じている次第です。
この気候を「異常だ」と言われる方もおられますが、
私は来月二十日のお彼岸までは、暖かくなったり
寒くなったりがあって当たり前だと思っています。
なぜ、このように思えるかというと、
昨日、西都市の「県立考古博物館」へ
初めて行ってきました。
近くにあって、前々から行きたいと思っていた
この施設です。なぜかというと考古学よりも、実は
「建物」の方に興味があったからです。
建築学科を卒業して社会人になる前の、最後の春休みに、
寝袋を背負って、東京から福岡まで約3週間の
電車を利用した野宿の旅にでかけた思い出があります。
その旅路に、地方の有名な建築物を(建築の勉強を兼ねて)
ガイドブックを手に訪ねて回ったこともあります。
(主にはパチンコで稼ぎながらの旅でしたが。笑)
話を戻して、考古博物館。
過去の事は振り返らないポリシーの私ですが、
少し、先人のことを興味を持って鑑賞しました。
※本来の目的は、うちの子供の学校の作品展が
開催されていたので、それを観にいったのでした。
ここからは、私の想像も入るのですが、
人類が生まれてから、約800万年だとして、
昨日発見した、縄文時代の始まりが今から
6000年前だとしたら、
これを長さに例えると、
800万年を100メートルとしたら、
6000年はたった 7.5センチメートル
くらいでしょうか。
(間違っていたらすみません。)
ここに二つ、驚きがあって、
人類が文明を持つようになって、土器や
住居や古墳(お墓)を作るようになって、
まだ6000年しか経っていないと
いうところに、まずビックリでした。
仮に私が100年生きたとして、
その一生の60回前は、まだ原始人
のような生活だったのか、ということ。
そして、この6000年の間に、
私たちは紆余曲折を繰り返しながら、
いろんな面で今の文明まで
発達してきたという驚き。
その時代、その時代に、いろんな悩みや
お困りごとを一つずつ解決してきて、
今があるのだなぁと
あらためで実感した次第です。
それに比べると、私の悩みなんて
ちっぽけなスケールだと、
妙に納得してしまいました。
皆さんも、長年の間にいつの間にか固執して
固まってきた観念を少しリセットしたいと
感じていらっしゃるならばぜひ、
考古博物館に行ってみられることを
お勧めします。笑