3.11 - ハミングホーム

3月11日
東日本大震災から今日で14年

2011年3月11日
東日本で多くの方々を襲った震災の被害を、今も忘れることはありません

私自身、
当時岩手県一関市で
被災した一人として

毎年この場をお借りして
あの日を風化させないため
お伝えさせて頂いております

今日は震災の話だけになります。
辛い方は退出くださいませ。

どれほどの月日が経つとも、
被災された方々の記憶と
心痛が完全に消えることは
決してないと感じます

今日現在
死者1万5900人
行方不明者2520人
震災関連死3808人
合計2万2228人

そして今なお
避難生活を余儀なくされて
いる方2万7615人

震災直後の避難者は
約47万人
建物の全壊が
12万1992戸

半壊が28万2920戸
停電世帯は800万戸以上
断水世帯は180万戸以上
首都圏では帰宅困難者が
約515万人

震災時の福島原発事故により
帰還困難区域となり故郷を
奪われた人たちが
およそ6万7000人

東日本大震災地震の規模を
示すマグネチュード9.0は
阪神大震災の1400倍

あの日を境に気仙沼や陸前高田の同僚が仕事に来なくなりました。
正確には来れなくなりました。

みんなが大切な親兄弟、友人。家や職場。そして生まれ育った、ふるさとを失くしました。

止まらない余震と地鳴り。
なりやまないアラート音。

電気が来ない、水も来ない、来ないので水は支給。
ポリタンクをもって並びます。

ガソリンは数時間以上待たされ、売ってもらえるのは一律10Ｌ。
もちろん数に限りがあるので、売切れたらその日は終わり。
もらえない人も多数おられます。

全てのガソリンスタンドが開いているわけではありません。
遠いガソリンスタンドまで行き、エンジンをかけたまま開店を待つ事になるので15Ｌ使って10Ｌわけてもらったとか・・・・
そんな笑えない話も聞きました。

スーパーやコンビニには食べるものがほとんどありません。
冷凍食品やお菓子、パンもインスタントカップも全て売り切れです。

冷凍食品は生で食べました。（結構いけますよ・・・(＠_＠;)
幸い東北は寒いので電気が来なくて冷蔵庫が使えなくても、外に出しておけば冷たいです。

レジは手計算です。言い忘れましたがガソリンスタンドもハンドルを手で回して給油です。

自動ドアは重たい手動ドア、お店は日が沈み暗くなると閉まります。閉店前は少し暗いので懐中電灯で照らしながらのお会計です。

文明社会は電気と石油がないとダメだと痛感しました。

震災経験者としての教訓・・・命が助かればまず、水、食糧、懐中電灯、寒さ対策の衣類は確保すべしですね。次にできれば発電機やガソリン、灯油。ガスコンロも重宝します。

長くなりましたのでこの辺で・・・